ホルムアルデヒドが人体に与える影響について2024/08/20
シックハウス症候群の原因物質の一つにホルムアルデヒド。
今回は、ホルムアルデヒドが人体に与える影響をご紹介します。
◇ホルムアルデヒドとは
ホルムアルデヒドは無色で刺激臭のある気体で、水に溶けやすく、水溶液は「ホルマリン」と呼ばれます。
消毒剤や防腐剤として使用される他、樹脂の原料としても広く利用され、空気や水蒸気を通じて他の物質に吸収されやすいのが特徴です。
ホルムアルデヒドは、家具や壁紙など、建築素材に使われる接着剤に含まれるため、身近な有害物質だと言えるでしょう。
◇人体への影響
ホルムアルデヒドガスの急性中毒は、眼や鼻、呼吸器に強い刺激を与え、くしゃみや咳、よだれ、涙などの症状を引き起こします。
そして、高濃度での吸入すると、呼吸困難や肺浮腫など深刻な症状を引き起こす可能性も。
慢性中毒では、ホルムアルデヒドの吸入や接触により、結膜炎、鼻咽喉炎、また頑固な皮膚炎が発生することがあります。
さらに、皮膚に直接接触すると、刺激性皮膚炎が生じることがあります。これらの症状には迅速な対応が必要で、適切な予防策を講じることが重要です。
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